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日本語の新語、略語でいろいろ苦労しているが、スペインに来た頃とても困ったことがあった。
世界機構など頭文字を集めて略して使われる略語である。 中学生の社会の時間だったか、丸暗記で国際連合やら、北大西洋条約機構やら覚えさせられた。散々叩き込まれたものだから、染み付いている。 こちらに来たばかりの頃、やけにテレビのニュースでオータン、オータンと言っている思っていたら、NATO のことだった。 UN → ONU (オヌ)国連 NATO → OTAN (オータン)北大西洋条約機構 OPEC → OPEP (オペップ)石油輸出機構 IOC → COI (コイ)国際オリンピック委員会 WHO → OMS (オムス)世界保健機構 DNA → ADN (アデエネ) AIDS → SIDA (シーダ) 頻繁に使われる略語は、略語そのものがひとつの単語化してしまっているので、いきなり略語だけを言われてもさっぱりわからなかった。 丸暗記はいけない。
他人に何か勧められたら一度は断る。日本人の奥ゆかしさ。
オフィスにて自動販売機で朝のコーヒーを楽しむ。 こちらでは気軽に人にも勧める。 「tombo、お前も飲むか?」 「うんにゃ、今飲んだところだからいいよ。ありがと」 「いいから、飲めよ。何にする?」 「今さっき、飲んだ空のコップがあるだろが。ホントに今は欲しくないんだってば」 「おい、これが最後のチャンスだぞ。tombo、コーヒー要らないか? 何にする?」 「わかったよ。うるせぇなぁ。飲むよ。おごってくれぃ。ありがとよ」 以前、「日本人は最初の勧めを受けたら無作法になると思っているから、一度断られても諦めちゃいけない。ま、三度は勧めなきゃなっ」 といらぬことを話してから、こうやって時々からかわれるようになってしまった。 当時、判で押したように、日本人が 「いや、けっこうです」 と言うので皆面白がっていたのだが、最近、「うん」 と一度で陥落する日本人が増えてきている。 何せ、現地人の勧め方は強引だし、断り方を知らないせいもあるのだろうけど、奢られっぱなしってのはどうかな。それに、たとえ本心は欲しくなかったとしても、その態度はねぇ。 態度に示し、言葉で表現すること以外に思っていることや感じることが沢山あるように、対峙している相手も一挙一動を観察して口には出さずに考えていることを忘れちゃいけない。 気づかないところで、すっかり見抜かれていることもある。
昨年8月にブログを始めた
それまでは人のものを見るばかりで、ブログなど耳にしていたが実態は何も知らなかった。 他人のHPを覗いた後でコメントを残すにはどうも身分証明が必要らしいと気づいて初めたブログだから、真剣に文章を書くつもりもなく、もっぱらROMに励んでいた。 一時他人のブログを読み漁っていた時期もあったけど、現在は片手でもあまる数しか訪問しない。初めは確かに他人の家を覗くような好奇心があったけれど、そういつまでも持続するものじゃない。 新境地を開拓する情熱もあまりの数の多さにとっくの昔に失せてしまった。 過去に残した僅か四つのコメント先。そこだけが今でもブックマークで残っていてかろうじて日に一度は訪れるものの、書き手にも変化を感じる。より過激になったり、殆ど休止中だったり、(おそらく書き手自身も)以前ほど面白い、興味深いと感じなくなってきている。 でも、ブログなんて結局はそんなものなんだろうと思う。 素人が吐く場所。 良きにつけ悪しきにつけネットという場所で個室に入り秘部を晒すのである。 だから、これはもう少し真面目に取り組まなければと思った。 ドアをノックして 「入ってます」 と言われただけで引き下がっては自分の始末ができない。 公道で漏らしてしまう前に、覗かれても恥ずかしくない始末の仕方を覚えなければと思った。
昨日、上司の日本語の長ったらしい挨拶文を西語に翻訳させられた。
商業文と違って敬語を使った挨拶文はやけに回りくどくなる。 日本語の世界ではそれを美しいと思うし、表現の豊かさに感心もしたりするのだけど、それを欧文に変えて、本当に伝えたいことだけ書くと余りにも短い文章になってしまうので、悪戦苦闘して、結局現地の言いまわしにあわせて、日本文も少し修正してしまった。 最後に一言付け加える。 「こういうことは早めに、出来れば専門家に頼んでください」 こちらの言語を話している時は、日本語モードをシャットアウトしないと言葉がでてこない。 同時通訳なんて自分にはとてもできない。 以前、「どうぞ、よろしくお願いします」 を訳してくれと突然言われて言葉につまってしまった。 相手には、「なんだ、こんな簡単な言葉がわからないのか」 てな感じで見られてしまったが全く同じフレーズの直訳なんてないから、前後の会話がわからないと訳しようがない。 翻訳も通訳も専門家にお任せすることにしている。 そういえば、「千と千尋の神隠し」 でカマじいが 「エンガチョ」 って言っていたシーンがあったけど、専門家の方はいったいどういう訳にしたんだろう。
このところ天災、災害つづきで、スペインとはいえ、被害報告のニュースには敏感になっている。
「尼崎の電車事故」についても、早速朝一番に質問された。 まして、今日本に顧客を伴ったグループが行ってるから尚のこと。 知っていることを説明している途中で、どうしても現地人が理解できない部分があった。 『前の駅で遅れた1分30秒を取り戻す為にいつもよりスピードを上げていた』 こちらでは電車やバスの時刻表なんてあってもなきに等しい。 1分や2分の遅れなんて、時間通りと解釈される。 1分の違いを早いと感じるか、遅いと感じるか。お国柄の違いがここにも現れている。
昨日,スペインの国会で夫婦の互いの性別にかかわらず同じ権利を認めることが決定。
つまり、同性同士の結婚が認められるということ。 女女、男男、男女のカップルが夫婦として正式に認められるため、養子縁組も可能になる。 賛否両論。一概にどれが良い、悪いとは決められない。 親と夫婦ってのは実際は別物だし、男女だったら問題ないって確証はないし。 それで誰かが幸せになれるんだったら、いいんじゃないかと思う。 世の中確かに変わっていってる。 流れに逆らうだけじゃなく、傍観者だって流れに沿っていかないといけない時代なんじゃないだろうか。 『共存』 は地球の永遠のテーマだ。
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