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前記事にも書いたとおり、昨日はスペインのこどもの日みたいなもんだ。一日中子供用の番組がTVで流れていた。
幼い頃、子どもの目から見た大人というのは、ある意味で熟した完成品のように思えたものだった。両親、特に父親となると絶対的存在だったと思う。 この年になって、言い換えれば当時の父親と同じ年齢になってみて、あれほど完璧と信じた父親が実はこんなに未完成だったのかと分かり唖然とする。 未だに大人になりきれない自分がいる。完成されないと分かっていながら、大人のふりをして社会に紛れ込んでいる自分がいる。覚えてきたものは手先だけの要領のよさか。 すると、一メートルたらずの目線から見える世界をスポンジのように吸収できる子どもこそが人間の完成された姿に見え、自分がただの汚れたスクラップ寸前の粗大ゴミに見えてしまうんだ。 ![]() 聖書マタイ(San Mateo)伝第二章に現われる東方三賢人の物語。 そこで光り輝く星に導かれて数名の魔術師が、誕生したばかりのメシア(救世主)への神秘の贈り物を携え、幼児殺害として歴史的に恐れられているかの有名なヘロデ王をまんまと出しぬき、ベツレヘムに到着したと述べている。 ◆起源 物語の起源や、彼らが王であるかどうかには触れていない。Los Reyes Magos はバビロニアの占星家、もしくはペルシャの聖職者であったのではという解釈もある。 バビロニアもペルシャも偉大な占星術の中心で地であり、魔術師は多くの影響力のある階級であったため、それらの地が、根源であるようにほのめかしているにもかかわらず、場所や国名については何も語られていない。これに関しては、ユダヤ人の為の福音書を書いていた San Mateo は、神性とメシアとしてのイエスのキャラクターを目立たせる為に利用したのではないかという意見もある。 ◆人数 三名という Los Reyes Magos の人数に関しては、提供された三つのプレゼント(投薬、香料、黄金)に由来するものとも言われているが、現在残っている絵画の中には、技法からか気まぐれからか、たった二人だけ現れたり、ある時は四人の時もあり、定かではない。 また、Los Reyes Magos のひとりを黒色人種とする表現も十四世紀から始まったようである。 ◆名前 西欧文化に伝統的に伝わる-Melchor、Gaspar、Baltasar-という三人の名前が彼らの本来の名前かどうかもあやしいところ。 "白髪と白いあごひげの Melchor、より若く、金髪の Gaspar、黒人の Baltasar" 全人種及び全国においてキリスト教主権を強調する為に、彼らはヨーロッパ、アジア、アフリカを象徴していると説いた人もいる。 名前は、それぞれの言語においてもちろん異なる。 ギリシャ語では、Appellicon、Amerin、Damascon; ヘブライ語では、Magalath、Galgalath、Serakin. アルメニアでは12人いたと考えられているため、名前も12人分あることになる。 ◆その後 拝礼後の三人の動向はよくわかっていない。ヘロデを欺く為に別の道をたどって国に戻ったと述べるのみである。信心深い伝承は彼らが、Santo Tomas の使徒であったと主張している。その他では、神聖司教になり、我々の年代70年ごろ迫害されて死んだとも言われている。彼らの遺骨は十二世紀にミラノからケルンまで輸送され、今日でもそのドイツの街の大聖堂のビザンチン式納骨殿に安置されているという。 ◆星の謎 Los Reyes Magos のもうひとつの謎は、彼らを厩に眠るイエスのもとに導いた光り輝く星の正体。ある人は彗星、明るい流星であるといい、ある人はハレー彗星であると言う。この流星については、何百年も続いている論議があるが、話が大きくそれていくのでパス。 スペイン、サラマンカ大学の図書館には 「Los Reyes Magos の物語」 という題名の十五世紀頃の聖書の複写本がある。 旧約聖書の引用のなかに Los Reyes Magos の拝礼前後の行程が綴られており、悪魔の誘惑に苦しむ Los Reyes Magos の様子が描かれている。 Los Reyes Magos に関するミステリーの奥は深い。
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