西の国から

tombo のまんま
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箱が届きました。明け方集配所に到着して、その日の13時に手渡されました。
欧州内で24時間内の配送が実現する。宅配便の普及はすごいですね。人々が郵便局から宅配便へ移行する気持ちがよくわかります。小包の箱はボコボコになっても、中身が破損していたり、箱ごとなくなるのは誰でもいやですからね。
箱の大きさは中身の二倍は軽くあります。こういう梱包の仕方も、考える必要がない。お任せでなんでもやってもらえます。これが老いた両親だったら…。
もう、随分前のことですが、みかん箱いっぱいの食料品受け取ったことがあったのですが、当時は郵便局からその大きさと重さのダンボール箱を航空便で送るとなると中身よりも送料の方が高くなるので、「じゃあ、船便で」と軽く答えたのでしょう。三ヵ月後に届いた箱はボコボコ、酒粕は腐り、沢庵の袋から汁が染み出し、開封していた部屋に入ってきたルームメイトが「ウップス」と言って、慌てて出て行きました。
外国に何を送ればいいのかわからない。それでも、スーパーを回って、選んでくれたんだろうなと思うと、そういう状態で届いてしまったことが申し訳なくて、腐った酒粕に「ごめんな」といいながら、トイレに流したのを覚えています。
今では、届いて当たり前。壊れてなくて当たり前。損害は弁償して当たり前。確かに、そうでなければ、システムも技術も向上しないのでしょうが、品物を選び、梱包し、宛名を書くという作業に込められた送る人のエッセンスを、こうして箱を受け取るたびに懐かしく思ったりしています。


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